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チリ/アタカマ砂漠の不法投棄「ファストファッションの墓場」2021年12月15日

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南米チリ北部でアンデス山脈と太平洋の間に広がるアタカマ砂漠に、「ファストファッションの墓場」と呼ばれる不要になった大量のキックオフ衣類が不法に投棄される場所がある。
 ここに捨てられているのは、欧米からチリに運び込まれた数千トンの流行遅れなど、不要になった衣類の山また山だ。
 チリ北部にあるイケキには免税港があることから、バイヤーらが買い付けた膨大な量のアパレルが送られてくる。その中からヒット商品になりそうな衣類を選ぶ過程で、ハネられた大量のファストファッションが、この“墓場“に不法に投棄される。
 地元当局は、“墓場“の閉鎖に向けて取り組んでいるというが、実現までの道のりは遠いようだ。
 ちなみに、チリは2021年中に5万9000トンの衣類と履物を輸入している。

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